2025夏の移住体験ツアーレポート
2025年7月25日から27日の3日間、「つがる市夏の移住体験ツアー」を実施しました。
今回は、つがる市で盛んな農業を感じてもらうため、市内のメロン農家さん・米農家さんにも協力頂き、交流しながら実際の農作業を体験しました。加えて、参加者が関心のある職場やスポットを巡り、さらに開催初日の「つがる市ネブタまつり」も見学するなど、つがる市の暮らしぶりを感じられるツアーとなりました!
2025夏の移住体験ツアーの様子をお届けします。

ツアーチラシ(2025夏の移住体験ツアー)
1日目
ツアー開始・ランチタイム
新青森駅の改札口で集合し、ジャンボタクシーでつがる市へ移動します。
到着して最初はランチタイム。縄文住居展示資料館カルコの建物内にある食事処「華かるこ」の「シャコちゃん縄文弁当」です。過去のツアーでも度々このランチから始まっており、定番になりつつあります。
遮光器土偶(シャコちゃん)型のご飯や、栗、どんぐり、長芋が練りこまれた縄文うどんを食べながら、ツアーが始まりました。

「華かるこ」Instagramはこちら
オリエンテーション / つがる市と農業の紹介
昼食後は市役所の真向かいにある生涯学習交流センター 「松の館」へ移動し、まずはツアーのオリエンテーションです。
最初につがる市の成り立ちや暮らしの様子、観光名所や各地域の特徴など、資料を交えて紹介しました。
また、県内でも特に農業が盛んなつがる市について、メロンやスイカをはじめとする8品目のつがるブランド農産物や、新規就農を希望する方向けのサポート制度について説明しました。

市長との交流
オリエンテーションの後はつがる市役所へ移動し、つがる市長と参加者で交流をしました。
倉光市長から、つがる市に住むことの魅力や、冬の厳しさ、移住への考え方についてのお話がありました。
参加者からの自己紹介の後はフリートークとなり、つがる市には釣り好きな人が多いことなど、幅広い話題で盛り上がりました。

市内案内
市長との交流の後は、2グループに分かれて市内を巡ります。
参加者とは事前にオンラインの面談を行っており、そこで伺った希望に応じてコースを組み立てています。
1グループ目は、つがる市の教育委員会の職員に会いに行き、市内の教育関連の活動や国際交流、伝統行事などについて説明を受けました。
2グループ目は、医療関係の見学希望があったため、木造地区にある「つがる市民診療所」を訪れ、診療所の職員からお話を伺いました。

その後は再度合流し、柏地区にある特別養護老人ホーム「桑寿園」を訪問。
桑寿園で行っている取り組みや運営施設、働いている職員の雰囲気についてのお話がありました。

いずれの訪問先でも、各施設や仕事の話はもちろん、普段のつがる市の暮らしの中で感じることや楽しみについて、丁寧に紹介してもらいました。
参加者からも地元の食文化やお祭り、通勤手段など多くの質問や意見があり、つがる市での暮らしについてリアルな声を聞く機会となりました。
その後、1日目の締めくくりとして、観光スポットでもあるJR木造駅を見に行きました。
ちょうど電車が到着する時間で、到着時にカラフルに輝くしゃこちゃんの両目を見ることができました。

この後は宿泊場所である森田地区の「つがる地球村」へ戻り、一日目が終了です。
市民からも愛される温泉♨で身体を癒し、ゆっくり休んで2日目に備えます。
2日目
メロン畑見学・体験
ツアー2日目は、農作業の体験がメインです。
午前中は木造地区のメロン農家である傳法谷さんの畑を訪れました。
傳法谷さんからつがる市のメロンの特徴や、作業内容などを説明してもらった後、メロンが地面に触れないように敷いてある受け皿の回収を体験しました。

その後は畑から倉庫へ移動し、出荷用のメロンの箱を組み立てる体験をしました。
いつも手伝っているという傳法谷さんのお子さんも一緒に、皆さん集中してテキパキとおよそ200箱の組み立てを行いました。

昼食交流会(バーベキュー)
作業体験の後は、昼食交流会としてBBQを開催しました。
午後からの見学先である、つがる市地域おこし協力隊の成田邦治さん(通称クーニャン)と久美子さん夫婦も加わり、津軽のBBQを体験します。
津軽では農家さんを中心に、バーベキューにはモツを焼いて食べる文化があります。
市内の肉屋さんや直売所で購入したモツやソーセージ、野菜を炭火で焼いてどんどん食べながら、先輩移住者である成田さんたちのお話を伺いました。

トラクター運転体験・田んぼ見学
昼食の後は、成田さん夫婦による農作業体験です。
最初は、実際に成田さんが使用しているトラクターのある畑へ。
なんと、成田さんのレクチャーにより一人ずつ実際に運転を体験をすることができました。
参加者全員初めての体験で、真剣な表情でトラクターの運転にチャレンジします。
もちろん難しいながらも成田さんの丁寧なレクチャーのおかげで、皆さんトラクターを運転することができ、貴重な体験となりました。

その後は成田さんの手がける田んぼへ移動し、稲作について説明をしてもらいました。
成田さん夫婦は米農家になるための地域おこし協力隊として現在活動3年目で、来年度からは農家として独立します。
成田さんからお米に対する愛と情熱のこもったお話を伺い、また重い機械を背負って肥料を田んぼにまく様子などを実際に見せてもらいました。

成田さんのYouTubeチャンネル「クーニャン🌾つがる市」はこちら
髙山稲荷神社へ
農作業体験の後は、前日のオリエンテーションの際につがる市紹介ムービーを見た参加者からリクエストがあり、車力地区にある高山稲荷神社に向かいました。
朱色の鳥居がずらっと立ち並ぶ、つがる市随一の人気を誇るスポットです。
美しい境内の中にいくつも連なる鳥居を歩きながら、「こんなに素晴らしい場所があるとは知らなかった」と感動していました。

高山稲荷神社HPはこちら
つがる市ネブタまつり
2日目の最後は、この日に開催初日を迎えたつがる市ネブタまつりの見学です。
つがる市のネブタまつりは県内の他のねぶた・ねぷた祭りよりも早めに、7月の26日から28日の3日間に渡って開催されます。
初日は商工会前の広場で出場全団体による出陣式が行われ、各団体の魂のこもったネブタと、それぞれ特徴が全く異なる踊り・囃子を見学しました。

3日目
振り返り・個別面談
最終日は、ツアーに参加しての振り返りと、個人面談を行います。
皆さんからツアーに参加して印象に残ったことなどをまとめてもらいました。
その後個別に面談を行い、ツアーの感想やつがる市への想いなどを参加者から伺い、ツアーの全行程が終了しました。
最後に
以上、2025夏の移住体験ツアーの様子をお届けしました。
ツアー後の参加者からのアンケートによると、メロン畑やトラクター体験など、今回の目玉コンテンツである農業に触れたことが印象に残ったようでした。
また、ツアー中にお話を聞いた地元の人や先輩移住者との交流を通して、つがる市の暮らしに対する解像度がぐっと上がったようでした。
つがる市で出会った人たちの親切さや人柄に感動した、嬉しかったという感想を多くいただきました。
つがる市移住体験ツアーは2025年度の冬も開催予定です。
つがる市での暮らしを体験したい方は、是非ともツアー参加をご検討ください。
また、ツアー以外にもつがる市への移住相談は随時受け付けています。
つがる市の移住や暮らしに関する情報は以下サイトにて発信していますので、こちらも是非ご覧ください。
つがる市移住支援サイト「つがるさこいへ」はこちら
以上、つがる市移住体験ツアー(2025年夏)のレポートでした。
【文・構成:鎌田 祥史(湯けむり津軽)】
湯けむり津軽のHPはこちら